足を怪我した時に読むブログ

足を怪我した時に読むブログ③
―自在に動ける愛馬を手に入れろ―

 

はい足怪我ブログパート3です。ちゃっちゃと行きます。今回は車いすと室内移動について。

車いすはほぼ無料で借りれる、借りた方がいよという話と、多少お金に余裕があれば「便利グッズは早めに買った方がいい」というお話です。

「いやいや大げさなあ」って思うかもしれんが、悪いことは言わない。
借りなはれ。借りる方法は、「あなたがお住まい(or勤務地)の地区名」+「車いすレンタル」でググる。

これだけです。(文京区 車いすレンタルだとココが出ます)

…だんだん気づいてきたかもしれませんが、ケガしたらググる。これ大事!

 

 

ポイント1 自治体に、たよっていい

納税している各位。自治体には福祉サービス部門があるんです。老人でなくても、けがをしたら立派な福祉対象。相談して……いいんです!(と気づくまで時間かかりました…)

土日も対応していることが多いし、電話すると親切にしてもらえます。手続きも比較的平易。しかもほぼ無料だったりします。(ボランティアで運営されてる場合は、お返しする時寄付するといいですね)車いす、有ると無いとで全然違うから。家の中が狭いから要らないと思うかも知らんが、いるから。悪いこと言わんから借りちゃいましょう。マジで。

移動速度も疲労度も段違いです。なによりお手伝いしてくれる人の負担が減ります。

 

ポイント2 お金に余裕があれば、躊躇なくつっこめ

無料品以外にも、ネット通販という「おうちまで届けてくれる」システムを最大限に利用しましょう。

●室内ではこれがおススメ
山善サイバーコム2WAYバーカウンターチェア」

アマゾンのレビューを観ていただければ一目瞭然の「骨折患者利用率」

・高さの調整ができる
・ちっちゃいけど背もたれついてる
・足が5本あって斜めになっても倒れにくい

ソファーなどからひょいと乗り、患足でないほうで漕げば進みます。ジュータンでもどうにかなります。それこそ骨折時は、アマゾンさんに頼りっぱなしになるかと思いますが…
松葉杖だと玄関まで行けても、アマゾン受け取り印すら押せません
ましてや商品の受け取りをや。(できません)

それが、こいつさえ…あれば!!!! 背もたれ部分にS字フック等をつければ
財布やらなんやらも装着でき、荷物が運べるんですよお客さん。
風呂に入る時にも、着替えが持てるようになります。(わあ合理的)。

 

●カウンターチェアの上位互換がこちら
カワムラサイクルさんの「旅ぐるま」

 

こちらのコンパクトな椅子っぽい車いすは、アマゾン価格で25000円程度です。

会社のいわゆるキャスター付きの椅子と同じぐらいの大きさで、長時間座りっぱなしでも平気です。会社員の方であれば、自席の椅子をどかし、これに座るようにすると、周囲の邪魔にならずに元気な足で漕いで移動ができます。さらに家の中でも、トイレに行くとかちょいとした場面で使えます。前出の椅子より安定するんで、免荷(全く体重をかけてはいけない)時期が長いのに、会社に行かざるを得ないとか、打ち合わせで移動が多そうという場合は購入を検討していいかな?と思います。

ポイントはココ
・コンパクトでたたむと相当小さくなる
・踏み台が畳める&足がつくので、元気な方の足でぐいぐい漕いで移動できる
・電車などに持ち込んでもそんなに邪魔にならない

私の場合、「松葉杖+旅ぐるま」時代が結構ありました。どうしても車いすで突破できない段差などは、元気足でスクッと立ち上がり、松葉杖で移動。それ以外の平地は、松葉杖を抱えて同行者に押してもらうクララスタイルです。同行者の方には、段差などでは「無人の車いすを持ち上げて移動」してもらう。電車では「畳んで乗り降り」してもらう必要があるので、小さくて取り回しが良い車いすは結構便利なんです。逆に自力走行できる大型車いすは結構邪魔。両足行っちゃってる場合以外は、片足ついて漕げる方が楽だったりします。けが人の分の荷物を肩代わりし、もたもたと危なっかしく歩く松葉杖者につきあうぐらいなら、同行者も「乗せて押しちゃう」方が速度も出るし楽だったりします。

 

●膝より下の骨折ならこちら
アイウォークフリー iWALKFree 2.0 ハンズフリー 松葉杖 1アルミ

これは相当なお勧め品。ハリソンフォードも絶賛!(ホント)

膝を折り、太ももに直接装着する松葉杖で、ひざ下が義足風になっています。腿の力で前に推進するため、「両手があく」という画期的商品。ちと値が張りますが、何しろ両手が空きますし、階段が怖くないんですわ。(次回松葉杖スペシャル予定ですが)通常の松葉杖の何が怖いって「階段」が怖いんです。特にくだり。体重載せる時ツルっと滑ったら終わりですからね。そこいくとこれは、「手すりを握りながら降りれる」というのが素晴らしい。

足首骨折時、完全免荷時期は、普通の松葉杖ではなくこれ一択でした。平地の移動は車いす。ちょっと立ち上がったり段差がある時はアイウォークフリー。また平地が来たら車いすに座り、こいつを外して膝にのせて進む。という感じにすると、結構自由に動けるようになります。

…あとこれらのギア、数カ月後にはまったく使わなくなるんですが…ヤフオクなりメルカリなどで「次のうっかりさん」に売ることができます。「旅ぐるま」は、おじいちゃんおばあちゃんがいるおうちなどにさしあげると、旅行で便利なんだそう。(長距離歩くのはしんどいが、別に歩けないわけでないという方と旅行する時に結構いいというか、そもそもそれ用のアイテムなんで)

なにはともあれ「自力で移動できるアイテム」を初期に集めておくと後が楽になります。

 

ポイント3 自分でできることが増えると、ストレスがたまらない

「色々な人に助けてもらおう」と前回記事で書きましたが、足をいわせてると何がしんどいって、「些細なことまで全部人頼みになること」なんです。

怪我って、正直ほぼ自業自得じゃないですか(笑)。

病気で動けないわけでないから、頭と上半身は元気いっぱいなのに…迷惑をかけまくることになります。風呂に入るにしても「パンツとシャツを出してくださいませ」と頼まなきゃならんとか、コピー用紙1枚取れないとか、もう役立たず度がすさまじいんです。…相手にも手間かけさせるし、自分も面倒。そして尊厳が損なわれ続けます。なんかちょっと、ほんのちょっとしたことができるとできないで大違いです。

「紙ぐらいは持って歩ける」足を手に入れるのが、最重要課題。そして「紙一枚持って移動」に一番適してないのが「松葉杖」なんですよ。

どうしてもリハビリのために松葉杖を遣う局面は出てきますが、できるだけ「松葉杖がなくても移動できる足」を用意しておくことをお勧めします。

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です