説明しよう!「鉄道川柳」とは、鉄道の駅名のみを使って詠む川柳のことである!!
というわけで、すっかり間が空いてしまいましたが鉄道川柳部の第2回でございます。忙しさにかまけているうちに元号が平成から令和になっておりましたが、気を取り直してまずはルール説明から。
[鉄道川柳 ルール]
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その1:必ず隣接している駅で詠むべし(隣接していれば他路線にまたがっていても可)
その2:実際に訪れた駅のみで詠むべし(写真があるとなお良し)
その3:心の赴くままに詠むべし (フィーリングを大事にすべし)
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ま、要約すると「駅名だけで川柳を作る」です。(簡潔)
それでは早速、第二句を詠ませていただきます。
海部駅より
宍喰駅より
甲浦駅より
早速字余りじゃねーか! というツッコミは置いといて…。
今回の句で登場したのはJR四国・牟岐(むぎ)線 / 阿佐海岸鉄道・阿佐東(あさとう)線の「海部」~「甲浦」駅までの全4駅。
JR牟岐線は徳島~海部間をつないでおり、徳島県の海沿いを走る風光明媚な路線。周辺には、薬王寺や太龍寺などの四国八十八箇所霊場の札所や、日和佐城、うみがめ博物館などがございます。
四国八十八箇所霊場 第二十三番札所 薬王寺より
JR日和佐(ひわさ)駅より徒歩10分ほど。
日和佐城。小高い山の上にあり、城内からの眺めは格別です。
こちらはJR日和佐駅から徒歩20分ほど。
こんなところにあります。
そして、阿佐東線は阿佐海岸鉄道株式会社が運営している路線で、いわゆる第3セクターと呼ばれている路線の1つです。
実は、今回字余りでも紹介したかったのには訳がありまして、この阿佐東線、総駅数がわずか3駅! つまり、今回登場した「海部」「宍喰」「甲浦」駅のみという日本でも屈指の短距離路線なのです。
レトロな雰囲気が魅力の甲浦駅舎。鉄道はここでおしまいですが、室戸岬方面へ向かうバスが出ています。
ちなみに、今回紹介した区間で個人的にぜひ見てもらいたい風景がこちら。
何も無いところにトンネル???
なんともシュールな風景ですよね。
実はこの場所、昔は山があってその中を通っていたトンネルなのですが、周辺の開発が進んだことで山自体が無くなってしまい、今ではトンネルだけが残っているのとのこと。
このトンネル、海部駅を降りたらホームから見ることが出来ますので、訪れた際にはぜひチェックしてみてください。
それでは、また次回。