みなさんは児童書のヒーロー『かいけつゾロリ』をご存じですか? ポプラ社から発売されている『かいけつゾロリ アカデミー』シリーズは、ゾロリといろいろな知識を学べる、児童向け学習書籍です。
こちらの学習シリーズは、ベイジュが構成を担当している書籍でして(PR!)、最新の4冊目は『ともだちづくり』がテーマ。
内容は、ようかいがっこう入学をひかえ、きんちょうしているおばけの子・フワリンというキャラクターとともに、「人間関係のコツ」について学びます。
本書は、ゆかいなストーリーと、HOW TO記事のセットで構成されています。(制作期間中は「生活笑百科方式」と呼ばれていました)
担当スタッフは、この本の制作が決まる前から「コミュニケーションスキル」の本を作りたいなァと思っていたので、うれしくもあり、気合いも入った1冊になりました。
物語の世界でも、現実でも、大概のやっかいごとは、コミュニケーションのかけ違いから派生します。
「そんなつもりじゃぁ なかったのに…」と。
「あの時、こういう言い方をしておけば」
「先に確認しておけば」
「勇気を出しておけば」
ちいさな失敗からスタートしたぎくしゃくが、おおきな雪崩になることも、ままあります。
でも……逆に言えば、ほんの少しだけ意識しておけば、おおきな事故は防げるわけです。
だいたいは、「もやもやをきちんと言葉にしないこと」が原因のようにも思います。言語化できれば、問題の多くは手順に変えることができます。
本書には、我々がたくさん失敗したからこそ学んだ、「コミュニケーションのコツ」や、アクティブリスニングやアサーションなど、企業研修で学ぶような要素も、できるだけわかりやすくちりばめています。
未就学児も、大人も、つまづきポイントはほぼ同じなので、「なーんか、人間関係上手くいかないなあ」とお悩みの大人の方にもおすすめです。
そして、ご存じゾロリは、おやじギャグを得意とする「まじめにふまじめ」な快男児。
気ままに旅を楽しみ、仲間のイシシ・ノシシともゆかいに暮らし、美しいお姫さまと見れば果敢にプロポーズする……つまりコミュ強にして陽キャ! でも、つるんでいない自由人なんです。
まじめなフリしている大人より、うんとカッコいい(…おならはするけど)。
「ゾロリアカデミー」シリーズは、知育系ながら、説教くさくないのが推しポイント。「おかね」では新札のひみつから「貨幣経済の光と影」まで踏みこんでいます。
ぜひ、お手に取ってみてくださいね。
【おかね】
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4900365.html
【にほんちず】
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4900366.html
【ことわざ】
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4900386.html
【ともだちづくり】
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4900385.html