あけましておめでとうございます。みなさま9連休は満喫されましたか? 2025年は月曜日からの仕事はじめ。
例年は、仕事はじめ(だいたい4日)=もちつきでしたが、本年は9連休からの月曜日始業ということで、もちつきを火曜日に持ち越しました。もちだけに……(初すべり)。
一方、もちつき初心者たちがわちゃわちゃしている中で汁を煮る者あり、通常業務もする者もあり…というのは、あまりに無理があろうということで、お雑煮の汁は事前準備をすることにしました。
普段は「ええい!ままよ」スタイルの弊社ですが、もちの段取りはていねいです。
材料はこんな感じ。ザ・関東風です。
お出汁も昆布・鰹節ベースのオーソドックススタイルです。
早めに仕込んでおいた昆布と椎茸の軸をゆるゆる温め…昆布OUTののちに、本枯鰹節の厚削りIN
火を強めたら花かつおIN
ざざーっと濾します
基本の出汁完成です。
次に鶏肉。
アイラップの袋に入れ、塩とお酒を振ってレンジで酒蒸しにします。
火が通ったら、温かいうちに鶏油と灰汁をザザッと捨ててから、粗熱をとります。
あとは野菜を刻んでいきます。今回は助手のWさんがいますから、初心者お手伝いの代表格「きぬさやのひげとり」を依頼。
ひげをとったきぬさやとほうれん草は、面倒なのでまとめて塩ゆで→水切りします。
この子達は、一旦ここで離脱。ジップロックなどにまとめておきます。青物は汁には入れず、当日おわんに盛り付け。
汁の方の主役は、大根と人参です。
皮をむいたら1/4にに切って扇形にし、「ベンリナー」で薄切りにしていきます。
ベンリナーとは、昭和の時代から人気の万能野菜調理器。歯が丸出しのワイルドなスタイルですが、まーよく切れるんです。お雑煮にも、なますにも大活躍の逸品。千切りキャベツもスッパスパ。おススメです。
シャシャッと薄切りにしましたら、煮込みのターンです。
みっちり。
ここにさらに椎茸をIN
姫なるともIN
「忍たま乱太郎」の土井先生は練り物が苦手ですが、練り物を入れた方が、白身魚の出汁も出て美味しくなる気がします。通常サイズの「なると」だと、お椀によそったときに存在感が大きくなりすぎちゃうので、姫なるとがおすすめです。でも、実は年末チョ――売り切れるんです。分かってるんだから大目に仕入れていただきたい…。姫なると。かまぼこの方が主流かもしれませんが、私は姫なるとを推したい。
あとはぐつぐつ煮えるのを待ち、ちょっと塩を加えれば完成です。粗熱がとれたら、大きめのジップロックに入れます。
すべての具たちがおいしい出汁の元なので、完全うま味栄養食みたいになります。うま味の国の人でよかった! ひとりひとりはシンプルでも、みんながあつまるとおいしい雑煮の出汁のようなチームを目指したいものですね。と、新年の社会人ポイことを言って雑煮スタンバイを締めたいと思います。
さて、明けてもちつき本番です。当日は「もちつき班」「おぞうに班」の2チーム体制で挑みます。
もちつき班が写真を撮る余裕もないほどもちに翻弄されている間、ぞうに班はおわんにほうれん草をいれて準備万端。もちの到着を待ちます。
丸まったほかほかおもちが定刻通り到着すると、ぐずつき気味だった空にも光が射してきました。
ピカ―ン(会長の机の上ですが)
おもちが固くなる前に、せっせともりつけます。
幅を利かせるようにと縁起をかつぐ「はばのり」ものせます。
お神酒とお屠蘇もいただいて、2025年のベイジュ仕事はじめです。
PS・雑煮を食べたら、もちの工夫のターン
さて、もちに親しみのある弊社では、新たなるもちの可能性を常に追求しています。
基本の「甘い」「しょっぱい」系トッピングも充実。
おしるこもございます。
今回の優勝は「からしマヨネーズしょう油味を焼き海苔で包んだやつ」
と、聞きましたが、写真がありません。
夢中で食べていたんでしょうね。
気づけばあんなにあったおもちも、雑煮も、お汁粉も、スタッフがおいしく頂いていました。あれは世間体のためのフレーズじゃなかったんだ…。もうおもちが無いから再現写真もとれやしないのですが…元気で何よりです。
本年もプロダクションベイジュをどうぞよろしくお願いたします。