足を怪我した時に読むブログ

足を怪我した時に読むブログ①
~ただの愚痴~

みなさんお元気ですか? 私は元気です。

「魔女の宅急便」風ごあいさつからはじまりました新シリーズ「足を怪我した時に読むブログ」。これはリアルガチでみなさんに訴えたい、3年前のある事故の話からさせてください。(役に立つ話は2回目以降になります。今回はただの与太話)

(長文)
忘れもしない2016年の初夏6月のこと。『POKEMON GO』のβテスターに登録していた我々日本酒ポエムチームは、世の流行に先駆けて『POKEMON GO』にどっぱまりしておりました。「こりゃぁ楽しい」「やばいねこれは」と言いながら、深夜に自転車で1時間以上徘徊。完全に不審者です。そんな調子で歩きポケGOをしている最中、弊社のビル1階に4段だけある階段付近でニャースを発見。βテスト中はニャースが比較的レアだったこともあり、喜び勇んでボールをポーンと投げた拍子に、グキッと足首をひねったんです。不思議なことに痛みはありませんでしたが、とにかく立てない。手の力で上半身をあげるのがやっとです。周囲に人はいませんでしたが、不幸中の幸いにして歩きスマホ。電話で事務所に連絡をしました。「えー、歩きスマホで転んで歩けません」と。

するとあわてた同僚たちが、キャスター付き事務椅子をもってエレベーターから降りてきます。抱え上げられ、なんとか3階に戻り、冷凍庫にあった氷で足を冷やすものの…腫れが引く気配はない。ということで「♯7119」に連絡。(119ほど重篤ではなかったので)案内された深夜診療病院に片っ端から連絡をしてみたのですがどの病院からも「無理」と断られ…終電の時間。みなに悪いので一旦タクシーで自宅に戻りました。しかしなんだかどんどん腫れてくる。その後も連絡を取り続けた結果、唯一見てくれるという病院が現れました。「東京女子医大」さん。ありがとう。再び車で向かい、診察を受けると……

「ヒビ(折れてない)か骨折(折れてる)かビミョー」

「明日近くの整形外科に行ってみて」

というビミョー診断をいただきました。

※注:後で知る事実ですが、レントゲンだけだと分からなくてもやむなしなんですよ。ヒビにも見えるし、腫れている間はどっちにしろなにも処置できないんで救急担当さんは応急手当しかしないんです。MRIで立体的にみると、折れてるかどうかわかるんだけど……)

 

そしてその場で看護婦さんが松葉杖を2本持ってきました。
「会計待ってる間に使い方説明します。さあやってみましょう」と。

足首負傷の場合、「免荷(怪我した関節に一切重さを掛けない)」が基本です。つまり、元気な足で片足立ちし、両手の松葉杖を前についたら、「ピョン」です。

これ、テレビドラマなどでよく見ますけども…みんなひょいひょい歩いてますけど、よーーーく考えてみてください??

ちょいと買い物したスーパーの袋ですら重たくて持ちたくもないのに、中年太りの体重を、このぷよぷよ腕で支えられるわけがない。

ましてやさっきまで元気いっぱい歩きスマホしていて状況が飲み込めない人が口頭でバーッと言われて、覚えられるわきゃない。

僕は、保育園でスキップのレッスンがあった時も理屈が飲み込めず、家で厳しい自主練を積んでマスターした、筋金入りの「不器用っ子」です。

それでもスキップの時は「母」という師匠がおりましたが…
松葉杖マスターは身近にいません。

となったら、「ググる」しかないじゃないですか。

みなさんググってみてくださいな。

ちゃんと松葉杖の使い方、わかりやすく説明してるサイト
あります? 実は、無いんすよ。

母が入院した時も思ったんですが……
例えば親族が入院すると、突然呼ばれて「この書類に印鑑おせ」とか言われるわけです。

「あのさあ…日常生活で朱肉や三文判常備してると思うぅ??」
「こちとら東京の勤務先から長距離バスで駆け付けたんですが」

みたいな。

「先に言ってよぉぉ」

なことが、すごくたくさん発生するんです。
で、そういうことに限って、だあれも説明してくれてないの。

……そうなる理由もよくわかるんです。

いくら行政の方々が親切に案内しようとしても、それ書いてるのは元気な人なんです。
急病人の困りポイントがわかりにくいんですよね。
一方、その「当事者」は、ブログ書いている余裕なんてないんですよ。
物理的に手がふさがる。かくある私だって、3年放置していたわけです。

しかし、隣席の日本酒ポエム2号が、ひょっこり怪我をしました。
ユニットバスで体育すわりをし、半月板を損傷。ちょっとだけ歩きにくいが日常生活直近では支障はない、という「ミラクル平和な怪我」
……ですが、手術入院を伴うことになりました。

これ「ほぼ元気な体で、冷静に準備することができる」というレアパターンなんですよ。(悲壮感なく)
しかも一方の経験者、困りポイントは把握しております。
なので当時のことを思い出しながら「先手先手」のスタイルで準備を重ねてまいりました。

今回は、被験者A・Bともにライターです。

入院からリハビリまでの顛末や、TIPS的な豆知識を本タグでまとめていきます。

どうぞお楽しみに。

↓スマホのアルバムに残っていた当時のメモ(弊社親分に「バンドを作ってほしい」と依頼するために利用)なんか多分切実に困ってたんですよね…裏紙に必死に書いてる。

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